2017年3月19日日曜日

デンマークの液体ミルクを試してみました。

デンマークで買ってきた赤ちゃん用液体ミルクを試しに使ってみました。左が0~6か月の赤ちゃん用、右が6か月以降の赤ちゃん用です。うちの子は6か月になりたてなので、まず左の0~6か月用のミルクを試してみました。容量200ml、スーパーでひとつ8.95DKK(=約145円)です。


このミルクは常温保管ができます。賞味期限(Bedst før)はパッケージの上面右端に記載されています。表示は「日.月.年」の順なので、この場合は2017年6月3日まで有効です(私は最初、2017年3月6日と読み間違えて、もう期限が過ぎてしまったかと焦りました。)。開封後は5度以下の冷蔵庫に保存し、24時間以内に使い切る必要があります。冷凍はお勧めしないとパッケージに書いてあります。


パッケージの背面に注意書き(Vigtigt)があります。以下、つたない訳です。多少間違っているかもしれません。
「母乳は乳児のための最良の栄養であり、子どもにはできるだけ長い期間、母乳を飲ませるべきです。
ミルクによる授乳は、Sundhedplejerske*、医師または助産師のアドバイスのもとにバランスの取れた規定食の一部であるべきですSundhedplejerskeは保健関係の専門知識をもち、家庭を訪問してアドバイスをする職業の人のことです。ぴったり一致する職業が日本にあるのか、私にはわかりません。)
ミルクによる授乳は、6ヶ月以上の乳児に対する特定食としてのみ適しているので、生後6ヶ月の間は、母乳の代用として使用するべきではありません。」

いまいちすっきりはっきりしない訳ですが、要は、生後6か月を過ぎるまでは、可能な限り液体ミルクよりも母乳を優先せよ、液体ミルクを与えるなら医療関係者の指導のもと与えよ、生後6か月を過ぎるまでは、液体ミルクオンリーで授乳するのはやめなさい、ということのようです。日本の缶ミルクは、「赤ちゃんにいちばんいいのは母乳です。」という内容が書いてある程度なので、液体ミルクの注意書きのほうがより厳しい書きぶりのような気がします。その割には、液体ミルクは何の規制もなしにスーパーで買えましたが。


液体ミルクの使い方は、使用前にパッケージをよく振って中身を混ぜ、哺乳瓶に中身を移して哺乳瓶ごとお湯で温めるか、封を切らずにこのパッケージごとお湯で温めればよいです。そして人肌に冷まして赤ちゃんに与えます。パッケージごと温められるということは、最悪、哺乳瓶が無い状況下でも、なんとかして赤ちゃんにミルクを与えられそうです。哺乳瓶が無かったり、あっても消毒ができない非常時にはうってつけかもしれません。


栄養成分はこのようになっています。ちなみに、森永の「はぐぐみ」という缶ミルクが、粉100g=512kcal。液体100mlには13gの粉を溶かすので、13g=66.56kcal。したがって、カロリーはこの液体ミルクと大体同じです。同様の計算で脂肪分(Fedt)も大体同じです。


液体ミルクの中身を哺乳瓶に移したところです。色は日本の粉ミルクと大差ないです。液体ミルクにすると、粉ミルクより色が茶色くなると聞いたことがありますが、気にするほど茶色いでしょうか?私は気になりませんでした。


わが子は何の違和感も感じず、ぐいぐいと飲み干しました。その後も特にいつもと変わった様子もありませんでした。

昨今は自然災害で避難生活を余儀なくされるケースが多いので、日本でも早く液体ミルクの製造販売が解禁されてほしいです。

ということで、さっそく署名しました。→「乳児用液体ミルクプロジェクト(Facebook)


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